修学旅行記 1日目 興福寺編

7月3日〜5日に行った
修学旅行の沢山の思い出を、
切りの良い場所で分割してお送りする
マリオリマの修学旅行記


今回は興福寺
僕が奈良県で唯一見た五重塔
興福寺五重塔は、
大きくて迚も迫力がありました。



では興福寺へ。



道中、柱で支えられた木。



到着。
奥へ行くと



東金堂。
現在の東金堂は応永22年(1415年)
の再建の室町時代の建築です。
様式は、唐招提寺金堂を参考にした天平様式。
平面規模は、創建時の堂に準じています。
堂内には本尊の銅造薬師三尊像や
木造四天王立像等の諸仏を安置します。



五重塔
現存の塔は応永33年(1426年)頃の再建です。
高さ50.8mで、
木造塔としては東寺五重塔に次ぎ、
日本で2番目に高いです。



五重塔は古都奈良を象徴する塔。
塔は仏教の祖釈迦の
舎利(遺骨)を納める墓標です。



南円堂。
現在の建物は寛政元年(1789年)の再建です。
堂の扉は常時閉ざされており、
開扉は10月17日の大般若経転読会という行事の日のみです。
堂内には坐像で高さ336cmの木造不空羂索観音坐像や
木造四天王立像が安置されています。



八角の一面は6.4m、
対面径は15.5m、
本瓦葺きの建物ですが、
その手法は極めて古樣です。



南円堂の屋根の飾りみたいなもの。
何て言うか分かりません。



東金堂と五重塔



再建中の中金堂。
釈迦三尊像を安置するための、
寺の中心的な堂として和銅3年(710年)
平城京遷都直後に造営が始められたと推定されます。
創建以来たびたび焼失と再建を繰り返していて、
江戸時代の享保2年(1717年)の7回目の火災から
凡そ1世紀後の文政2年(1819年)に
仮堂として再建されましたが、
あくまで仮の堂として建てられた為、
建築材料が安物で経年による雨漏りが酷く、
2000年に解体されています。

(中金堂完成予想図)
今では仮金堂解体後の発掘調査も終了し、
創建1300年の2010年着工、
2015年完成を目指し、
創建当初の姿を再現した新・中金堂の建設と
境内の整備が進められています。



記念碑。



道路の向こうの芝生を食む鹿達。
よく渡れたなぁ。


阿修羅像等が安置される
国宝館等の中にも入りたかったですが、
この後の集合時間に間に合わない
という理由で行けませんでした。
興福寺の他の名所はまたいつか
ということにしたいと思います。


以上興福寺編でした。