春の陽気

今日は結構暖かかったので近くを散歩しに行きました。梅の花や薺といった、とても春らしい花が沢山咲いていたので、今日はそれを紹介します。

これは梅(うめ)です。この梅は、家の庭に有った木です。梅は別名に好文木(こうぶんぼく)、春告草(はるつげぐさ)、木の花(このはな)、初名草(はつなぐさ)、香散見草(かざみぐさ)、風待草(かぜまちぐさ)、匂草(においぐさ)など、いろいろあるそうです。



これは、散歩先に有った梅です。殆ど満開でした。



これもさっきの写真同じ梅です。このアングルだと引っ掛かってる袋が見えます…。



こうして花を近くで見ると、ピクミンに付いてる花の様に見えます。



この写真の真ん中に有るのが、春の七草の一つ、薺(なずな)です。名前の由来は、夏になると枯れること、つまり夏無(なつな)から、撫でたいほどかわいい花の意味や、撫菜(なでな)からなど、諸説あるそうです。それにこの薺は、よくぺんぺん草といわれています。「ぺんぺん」は三味線を弾く擬音語で、花の下に付いている果実の形が、三味線の撥(ばち)によく似ているから付いたそうです。



これは、仏の座(ほとけのざ)です。春の七草の一つにホトケノザがありますが、これは本種のことではなく、標準和名をコオニタビラコというキク科の草です。ところがこのためにこの種を七草のホトケノザであると誤解されている場合があります。本種は食用ではないので、注意が必要です。



これは、春頃になるとよくそこら辺に咲いている、大犬の陰嚢(おおいぬのふぐり)です。名前のフグリとは陰嚢の事で、実の形が雄犬のそれに似ている事からこの名前が付いきました。ただし、これは近縁のイヌノフグリに対してつけられたもので、この種の果実はそれほど似てません。だから、正しくは、イヌノフグリに似た大型の植物の意だそうです。



これは、椿(つばき)です。漢字に「春」とあるように、まさに春といった感じです。しかも、春の季語でもあります。でも、チラホラ花が散っていました。ツバキの花は花びらが個々に散るのではなく、多くは花びらが基部でつながっていて萼(がく)を残して丸ごと落ちます。それが首が落ちる様子を連想させるために入院している人間などのお見舞いに持っていくことはタブーとされています。