修学旅行記 2日目 銀閣寺 庭園編

今年の7月3日〜5日に行った
修学旅行の沢山の思い出を、
毎度少しずつ分割してお送りする
マリオリマの修学旅行記


今回は銀閣寺庭園編
皆さんもご存じの通り、
銀閣寺は銀閣こと観音殿だけでなく、
庭園にも見所が沢山あります。



慈照寺観音殿。
通称「銀閣」。
重層、宝形造、杮葺(こけらぶき)で、
平面は長方形で正面8.2m、奥行7.0m。
初層の「心空殿」は住宅風、
上層の「潮音閣」は方3間(柱間の数が正面・側面とも3つ)
禅宗様(唐様)の仏堂で観音が安置されています。
書院造につながる和風の住宅風意匠が取り込まれていて、
東山文化の代表的建築物です。



向月台(こうげつだい)。
月の光を反射させる為の砂盛りです。



宝処関の花頭窓から望む銀沙灘。



銀沙灘(ぎんしゃだん)。
これも月光を反射させる為のもので、
向月台と共に銀閣を月の光で照らすといいます。



手前から銀沙灘、向月台、銀閣。



東求堂(とうぐどう)。
書院造や草庵茶室の源流として、
日本建築史上貴重な遺構です。



庭園。
錦鏡池(きんきょうち)を中心とする池泉回遊式庭園です。



この庭園は江戸時代に改修されていて、
創建当時の面影はかなり失われているといわれています。



錦鏡池と銀閣。



銀閣の天辺にある鳳凰。



洗月泉(せんげつせん)。
この写真の泉の底をよく見ると、
小銭が沢山沈んでいてトレビの泉みたいになってます。


という訳で今回はここまで。


因みに冒頭で「杮葺」という言葉が出ましたが、
この「杮」という漢字は、
果物の「柿」という字と形が少し字が違います。
その違いは何かというと、
ズバリ果物の「柿」の画数は9画で、
木片の削り屑の「杮」の画数は8画なんです。
何故かというと、
前者の旁の「市」はなべぶたの「亠」に「巾」なのですが、
後者の「市」は「一」と「冂」と「|」を合わせた字、
つまり真ん中のたてぼうが一本という訳です。


以上銀閣寺庭園編でした。