使わない常用漢字 3
今日も中2の
地味な常用漢字のご紹介。
儒
「儒教」や「儒学」等に使われるが、
こんな字は普段使わないと思う。
儒の読みは、
「ジュ・ニュウ」。
儒は形声文字。
「人」と沐浴して体をぬらすみこを意味する「需」(声)
の二つを合わせた字。
沐浴して儀礼などに従事する人の意。
意味は、
蛮
此れも昨日と同じく社会の歴史や、
「カレー南蛮」とかにしか使わない。
そもそも何で「虫」?? と思う筈。
蛮の読みは、
「バン・メン・えびす」。
蛮は蠻の略体。
蠻は形声文字。
蔑称を意味する「虫」と
變、かわるを意味する「蠻 - 虫」(声)
の二つを合わせた字。
漢民族とは異なった習俗の種族。
一説に、虫は、動物の意とも。
意味は、
- えびす。中国南部に住む未開の種族。また、文化の開けていないこと。外国人の卑称。
- あらあらしい。乱暴なさま。
- 「綿蛮(メンバン)」は、小鳥のさえずる声。または、うぐいすの異名。
租
字形もしっくりこないし、
読みも「ソ」しか習ってなくて
よく分からない字。
租の読みは、
「ソ・ス・みつぎ」。
租は形声文字。
「禾」と「且」(声)
の二つを合わせた字。
「且」は積み上げてたてまつる意で、
「租」は、収穫に課せられる年貢の意とも。
意味は、
- みつぎ。税金。年貢。
- お金を払って借りる。借り賃。
庸
習った読み「ヨウ」だけじゃ
意味がよく分からないし、
字も複雑で中々地味。
庸の読みは、
「ヨウ・ユウ・もちいる・やとう・つね・なんぞ」。
庸は形声文字。
棒を手にもつを意味する「庚」と
筒状のかね・もちいるを意味する「用」(声)
の二つを合わせた字。
手でもちあげる、もちいる意。
意味は、
- もちいる。やとう。人を用いる。任用する。
- つね。平凡である。普通。なみ。また、ふだん。平生。
- かたよらない。一定して変わらない。
- 税法の一。律令制で、夫役の代わりに物を納めること。
- なんぞ。いずくんぞ。どうして…か。疑問・反語を示す。
俸
此の字はよく分からない。
形に特徴が有る訳でもない。
いつ使うのかも分からない。
そんな悩みを解消します。
俸の読みは、
「ホウ・ブ・ふち」。
俸は形声文字。
「人」とうけいただくを意味する「奉」(声)
の二つを合わせた字。
ふちの意。
意味は、
扶持(フチ)。給料。
仕事に対して与えられるもの。
明日は遂にアイツが登場します!
お楽しみに。
- 追記
今日久し振りに大親友カイリと遊んだので、
其のことを書こうと思いましたが、
また今度にします。